こんばんは、東京支部長の入倉昭鳳です。
梅雨が明けて本格的に夏が始まり、気温の高い日が続いていますね。
そんな夏真っ盛りの中、今週末の日曜日には
【日本壮心流 創流113年
全国剣詩舞道大会】
が開催されます!
この暑さに負けぬよう、こまめに水分補給をして、しっかり対策をしていきましょう。
出演される会員の皆様はじめ、当日お越しになる皆様も、お身体には十分にお気をつけください。
さて、前回に引き続き、今回も日本壮心流 剣詩舞道大会についてのご紹介をしていきます!
今回のテーマは、大会の花形でもある【構成演舞】についてです。
↓前編をまだお読みでない方は、こちらからお読み頂けますのでぜひ!
そもそも構成演舞とは何かと言いますと、
“あるテーマをもとに、それにまつわるいくつかの演舞をナレーションや芝居で展開しながら、一つの繋がった作品として見せる”
という、吟剣詩舞界でよく用いられる上演形態のことです。
具体的なテーマを例に挙げるとしたら…
・時代
(平安、戦国、江戸、幕末...etc)
・人物
(信長、秀吉、家康などの武将)
(李白、杜甫、頼山陽などの詩人)
・戦乱や事件
(源平合戦、川中島の戦い、忠臣蔵)
これらはよく取り扱われることの多い題材です。少しはイメージが掴めたでしょうか?
吟剣詩舞は、基本的には一つの演題が一つの詩文で出来ておりますので、それぞれの演舞がある程度完結したストーリーを持っています。
そして絶句なら2分強、律詩でも4分前後で一曲が完結してしまいますので、長い舞台を作るためには一つの題材に基づいてオムニバス形式で上演するという手法が用いられるわけです。
最近では芝居の要素を取り入れたストーリー性の高い構成演舞も増え、まさに“歌舞伎”のような娯楽的な舞台としての剣詩舞のあり方も広がりつつあります。
芝居で登場した人物が、そのままの役として剣詩舞や殺陣を披露するので、初めてのお客様にもわかりやすく楽しんで頂ける構成と言えるのではないでしょうか。
(平成23年度 構成演舞『ヤマトタケル』)
(平成27年度 構成演舞『義経北方覇王伝』)
日本壮心流では、毎年これらの企画構成から脚本、演出までを入倉昭山宗家が行っております。
そのうえ宗家自らが主役として舞台に立ち、振り付けまでされているということに皆様驚かれるのではないでしょうか。
観に来てくれたお客さんが楽しく帰ってもらえるように随所に工夫を凝らし、こだわり抜かれて作られた舞台は一見の価値ありです。
近年ではアニメや映画をモチーフに脚色した作品も多く、より親しみやすさのある舞台になっております。今年の構成演舞も楽しみですね!
(平成29年度 構成演舞
『聖剣ガンダム~妖刀紅染のシャア~』)
(平成30年度 構成演舞『田網寧達
~源氏再興阻止、義経抹殺計画~』)
そんな中、数年前からは私 入倉昭鳳も殺陣の振り付けに加わりまして、毎年挑戦の場を頂いています。
最近私が関心を持っている“剣詩舞と殺陣の違い”もまた面白い題材ですので、いつかブログでお話しできたらと思っております。
そしてそして!
日本壮心流の構成演舞で忘れてはいけないのは、なんといってもフィナーレですね!
全ての演舞の締め括りに、その年のテーマとなる曲を(宗家の趣味も入っておりますが)構成演舞の出演者全員と観客の皆様楽とで楽しく踊ります!!
会場全体が一体となり、その年の構成演舞が華々しく幕を下ろすというわけです。
どうでしょう、少し興味が湧いてきたのではないでしょうか...?
さてさて、そんな構成演舞が入場無料で見られる【日本壮心流 創流113年 剣詩舞道大会】は、いよいよ明後日8月4日開催です!!
今回観に来られない方も、来年は8月9日(日)の開催が決まっておりますので、是非スケジュールを空けておいてくださいね!
◆日本壮心流 創流113年
全国剣詩舞道大会◆
日時:令和元年8月4日(日)
午前9時20分開場/10時開演
場所:愛知県 アイプラザとよはし
《構成演舞》
『歴史探求艦ヤマト
~イスカンダルを守るために~』
☆15時開演予定
☆一日入場無料!
ということで、壮心流の大会のご紹介、如何だったでしょうか。
また気になることやご質問などありましたら、お気軽にコメントの方までお書きください!
以上、東京支部長 入倉昭鳳でした!
また次回のブログでお会いしましょう( ´∀`)/~~
日本壮心流 東京支部長
入倉 昭鳳
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